イギリスで飲まれている紅茶。その紅茶文化が普及したのは、実はチャールズ2世の妃となったポルトガル人の王妃キャサリン妃の習慣によるものだったのでした。アフタヌーンティーを普及させたベドフォード公爵夫人のアンナ・マより遡ること1662年、王制が復古したばかりのイギリス国王チャールズ2世に嫁いだ、ポルトガルのブラガンザ家のキャサリンでした。という訳で、世界に先駆けること1500年、砂糖をブラジルで作らせて貿易大国となり栄華を極めたポルトガル。砂糖を思うままに得ることのできた国ですからお菓子の歴史も古く、今回はそのお菓子の文化を探ってきました。
リスボンの老舗Confeitaria National.フィゲイラ広場に面しています。
ここを訪れるのは1年ぶりで2回目。ポルトガルのお菓子は砂糖が多くて甘いのですが、何を食べても外れることがなくとっても美味しいです。店内もレトロ調でとっても素敵。オススメのお店です。このお店だけの写真集をまた別にアップしたいと思います。見るからに素朴なポルトガルのお菓子。四角いケーキがオレンジプリンケーキ(Pudim de Laranja)。卵黄の香りと微かに香るオレンジが素朴な味を引き立てています。丸くて背の高いドームがココナッツケーキ(Africano)サバランのような生地でさっぱり&しっとり。粉糖のかかったアーモンドチーズケーキ(Queijada de Amêndoa)この中で一番甘かったかも。チーズの味はあまりせずペースト状の本体の上にカリッとした焼きメレンゲ?のようなのがのっています。
卵黄と砂糖を使ったお菓子が多いです。冒頭の写真のボーロヘイ(Fatia de Bolo Rei )王様のケーキと言う名前の子のケーキはクリスマスに多く出回るケーキだそうで、うっすらと甘くドライフルーツのたっぷり入ったどちらかというとパンのようなもの。軽く焼いて、バターをつけて食べたい感じです。ランチメニューが恐ろしくお安いレストラン、リオグランデに行ってきました。
ここは地元の人しか来てないような、あまり綺麗とは言えない路地裏にあります。
バス停で彼氏待ちをしていた可愛らしい女性に聞いたところ。
リスボンの物価が安いのは知っていたものの、
スープ(パン付き)、メイン、デザート、コーヒー、ビール又はワインで8.5ユーロとは驚きの安さ。
メインのタコライスと昔懐かしいプリンの写真をお見せします。
プリンは実はちょっと巣が空いているのですが、味は素朴な温かい味でした。