チョコレートの木 (1)
2018年 03月 26日
チョコレートの木は湿度が70−100パーセントの熱帯気候で育つのですが、
ロンドンでもチョコレートの木を見る事ができます! 

それはキューガーデン。↓
キューガーデンはロンドン南西部のキューにある王立植物園です。
1759年に宮殿併設の庭園として始まり、今では世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有しているらしいです。
そしてなんと!2003年にユネスコ世界遺産に登録されました。
新種の発見などにも貢献している立派な植物園なのです。
バラや、椿から熱帯の植物まで世界中の花と植物を見る事ができます。
敷地内には植物学を学ぶ3年制の学校があり、
傍には植物の分類と識別やDNA分析など科学的調査を行う研究所があるとの事。
20世紀初期に、ここで世界で初めて合成繊維のナイロンが作り出された事は有名な話ですね。
チョコレートの木はバナナのような大きな木の木陰で育ちます。
1年に2回花が咲き、つまり2回収穫期があるわけです。
ならばたくさん取れて良いと思いたいところ。。
しかしチョコレートの木はとてもデリケートで、花が咲き無事に実がなるのはほんの少し。
その昔、テオブレマ(神様の食べ物)と呼ばれ愛おしまれたのがわかります。
そしてその効能も薬として珍重されるほどだったのです。
古代アステカでは、カカオを砕きスパイスを加えて飲まれていました。
そしてアステカからスペインにテオブレマ(チョコレート)が紹介されて行った訳です。
チョコレートの実(ココアポッド)はこんな風に幹からぶらりとブラ下がるのです。




by atchika
| 2018-03-26 18:44
| チョコレートのこと