第4代ハードフォード公爵のロンドンの邸宅内のプライベートコレクション ウォーレスコレクション
2018年 04月 16日
ロンドンの中心オックスフォードストリートからすぐにもかかわらず、
意外と知られていないとっても素敵な場所があります。
ウォーレスコレクション。
設立は1897年、第4代ハートフォード公爵リチャード シーモア=コンウェイで、今はイギリス政府に追贈されています。
個人の邸宅ですが25部屋のギャラリーから成り、15世紀から19世紀にかけての世界的に有名な装飾美術作品が
とにかく沢山並んでいて、見応えがかなりあります。入場料無料では申し訳ないくらい。
個人の邸宅に招かれたように、美術装飾品や絵画が目の前にずらり。
この公爵がイギリで生まれ、フランスで育ったことを裏付けるように、
数々のトップクラスのフランスの美術工芸品のコレクションが置かれています。
こんな素晴らしいフランスのシャトーをカントリーハウスとして所有。
確かに置かれている美術品がただ物ではないです。
こんな細かな金細工の施された


”アップルの皮をむく婦人” は17世紀のオランダの風俗画家ピーテル・デ・ホーホ
フェルメールの作品にも影響を与えている事で知られている画家です。
窓からの光と室内の暗さの明暗。。。流石巨匠の作品。
そばに立っている少女はお母さんの剥いたリンゴの皮を手にしています。
その時代、ケーキは贅沢品。お腹が空いて、リンゴの皮も無駄にしない一般階級の暮らしぶりが
興味深く映りました。
ここにはちょっと素敵なティールームがあります。豪華に見える割にはお値段もお手頃。
コートヤードですが、天井にガラス張りがされているので、雨の日も安心。
コレクションのサイト:
https://www.wallacecollection.org
by atchika
| 2018-04-16 04:45
| イギリスの街角からお店の紹介