ヴィクトリア サンドウィッチケーキ
2018年 04月 23日
今年夏企画の英国菓子マスタークラスの中から一つご紹介しましょう。
ビクトリア サンドイッチケーキ。
コースの詳細:https://atchika.exblog.jp/fp/course
ビクトリア? サンドウィッチ?? 何やらとても興味が湧く名前のケーキです。
このケーキはイギリス人のみならず日本人受けするケーキで、それもその筈
イチゴのショートケーキが大好きな日本人には、どこか懐かしさを感じさせるケーキなのです。
ショートケーキよりもしっとりと少し重めのスポンジに、クリームとジャムをサンドウィッチしたケーキで、
とてもシンプルで多くのイギリス人が大好きなケーキです。甘さの中に、ベリージャムの酸味があり
このケーキをまた食べたーい!って思わせる秘密があるのかも?!
以前のブログにも書きましたが、マリオットホテル ラッゲージルームのアフタヌーンティーにも
(写真左)出てました。
https://atchika.exblog.jp/28342975/
イギリス人のティータイムには欠かせないケーキなのです。
ホブソンズの事は https://atchika.exblog.jp/29692550/ で書いていますが、
オリジナルのベリーのジャムではなくて、このお店オリジナルのレモンクリームとラベンダー風味。
チェーンのサンドイッチ屋さん、プレタマンジェのビクトリアサンドイッチ。
このケーキが皆に愛されている事がわかりますね。
さてこのビクトリア サンドイッチケーキは本来2つの焼型
その名もサンドイッチティンと呼ばれる焼型で作ったスポンジを焼き、
冷めてから、サンドイッチのようにクリームとジャムを挟むことから
この名前が付けられています。
ロンドンクーツ銀行のシェフクリスとのコラボレーションでした)
ビクトリア。。の名前の由来ですが、
1861年最愛の夫であるアルバート公を亡くし、残りの人生を喪服で過ごしたという話は有名です。そんな女王のお気に入りとなったのがこのケーキ。女王はイギリスのワイト島にある別邸のオズボーンハウスで過ごす時、頻繁にティーパーティを開いたとされます。そこで登場していたのがこのケーキ。ここにはのちにアフタヌーンティーの習慣を広めたとされる、女王の女官の一人、ベドフォード公爵夫人のアンナマリアも女王のおそばに居ました。正にアフタヌーンティーの始まりのケーキだったのかも知れません。
by atchika
| 2018-04-23 23:31
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