チョコレートの味は何色?
2018年 04月 29日
定期的にチョコレートの事を発表しあう、イギリスで権威のあるアカデミーオブチョコレートの勉強会がロンドンでありました。
皆さんもご存知日本のエスコヤマさんも、こちらのアカデミーオブチョコレートで賞を頂いていますね。
あまり知られてないけど、私も頂きました。
今回はロンドンのソーホーにあるレストラン、エスカルゴ。
こちらのレストラン、レトロなフレンチレストランです。
お料理もクラッシックフレンチ。イギリス料理に飽きたら、お試しアレ
味を言葉で表現することは、慣れないと大変なことですよね。
それでは色で表現しようと考案したのがフードサイエンティストのヘーゼル・リーさん。
とても可愛らしく、いつも元気なイギリス人女性です。
テーブルに置かれた水彩絵の具!あれれ。。。今日はチョコレートのテイスティングに来たはず???
”この中で絵を描くことができる人?” という質問に3人が手を挙げました。
ヘーゼルさんの嬉しそうな顔!?!? ”正に私の待っていた答えです” とニコニコ顔。
彼女はこれが言いたかったのですね〜。😀 ”創造するとは表現することで、スキルは必要ない”
さてこれで誰もがやる気にさせられて始まった、チョコレートテイスティング!
まずは 1−3の定番の手順から。
1チョコレートを割って、スナップを確認してから
2チョコレートの香りをチェック
3小さい塊を口に入れ、噛まずに溶かして味を確認
今回新たに加わった
4感じた味の色を紙に描く(何でも良い)。
黄色はレモンなどの酸味の色。紫はプラムだったり、ぶどうだったり。紅はベリー系の色。
なるほど、描いてみると分かり易い。
そしてだんだんとイメージが膨らみ、部屋の空気がアートな雰囲気に変わって来ましたね〜。
皆んなが描いたイメージ。
私の絵はこんな風になりました。⬇︎
1つ目のチョコレートはマダガスカル産ダークチョコレート70パーセント。
写真の右上、プラムとかベリーの絵を描こうと思って失敗に終わる。(苦笑)
2つ目はヘーゼルさんが趣味が高じて作った、タイ産の豆を使ったチョコレート。
絵は写真左上で、ほんのりスモーキーな灰色とウッディな緑色。はっきりしない🌀グルグルな味で、
酸味(黄色)がしっかりありました。
3つ目はダークチョコレート100パーセント。ナッツ的な味がしっかりストレートに伝わってきたので、
細いしっかりとした線のイメージ。100パーセントはカカオだけで砂糖やミルクが入っていないのです。
その分味はガツン!とストレート。その中に酸味があったりウッディなテイストを感じられ、
写真手前のような表現になりました。確かにこんな味の表現って面白いですね!!
帰り道、久しぶりの夜のピカデリーサーカス。皆様にもお馴染の大きな電光掲示板のある所。
この掲示板はとても明るくて、この色がリージェントストリートの建物に反射する夜の姿は幻想的。
色を敏感に感じながら、私の頭の中はまだチョコレートで一杯。💓
by atchika
| 2018-04-29 01:22
| チョコレートのこと