ロンドン発祥のパイ
2018年 10月 25日
Pie and Mash (パイ アンド マッシュ)と呼ばれるイギリスの定番料理がありますが、
飾り気のない学食のような(?)殺風景な店内は、今では逆に興味深く見えますね〜。
ワーキングクラスミールとも呼ばれるこの料理は、
パイとマッシュポテトのお料理で、19世紀の西ロンドンが発祥でした。
産業革命のロンドンの空気は汚く薄汚れ、
特に、風によって住みにくい環境となったロンドンの西側には労働者階級が多く住み、
東にはハイソサエティが住み始めるようになりました。
腹持ちもよく、満腹感を得ることのできる
パイアンドマッシュが労働者層に広まったと言われています。
その名残でしょうか、今でも西ロンドンを歩いていると、パイアンドマッシュのお店を見かけます。
写真はブロードウェイマーケットロードにあるお店:F Cooke
本当に何もなーい、ガラーンとしています。
パイの中身はミンスミートが入っていたり、チキンだったりと今でこそ種類がありますが
盛り付けは至ってシンプル。マッシュポテトにソース(むしろスープかな。。。)がついてきます。
このスープはお魚でダシをとり、パセリのみじん切り入り。
皆さん、こんな風にべちょべちょな感じで食べています。
インスタ映えはしないでしょうね。。でも素朴な味でイギリス料理を知る上で興味深い料理です。
そしてもう一つ。
マッシュアンドパイのお店で良く見るメニューとは。。。うなぎ!なのです。
うなぎはその当時ー1900年の初頭、汚染されたテムズの川でも生き残り、収穫高もあったようですが、
年々その量は減り、今では殆んど取れないのだそう。←ってテムズ河がそんなに汚いってこと???
今販売されているのは、テムズ産ではなくオランダ産もしくはイギリスの北部で収穫されたうなぎらしいですよ。
このうなぎが日本のように蒲焼だったら嬉しいけれど、ぶつ切りにして蒸したり、ゼリー寄せにして食するようで
蒲焼に慣れ親しんだ私には実に恐ろしい料理で、注文すらできませんでした。
ということで写真はございませんが、
代わりにうなぎを買って大騒ぎをしている若者集団の写真をご覧になってくださいね〜。
かなりはしゃいでいました!ビデオを撮ったり大はしゃぎなご様子。
勇敢な男子一人と女子一人だけが、試食しておりました〜。
歴史ある、一風変わったイーストロンドンのお店紹介でした。
by atchika
| 2018-10-25 07:12
| イギリスの街角からお店の紹介








