あまりにも有名なビートン夫人
2019年 03月 22日
ミセスビートンとして世界的に有名なイギリスのビートン夫人は
余りにも有名すぎる19世紀の料理著作家で、今なお彼女の書いた本は
アマゾンでも手に入れることができるほど、時代ごとに増版されてきた本の歴史も見る事ができます。
ビートン夫人の家政読本(The Book of Household Management)
を著し、1859年から2年間は英国婦人の家庭画報に料理と家政に関する記事を連載して人気となるなど
大変優秀な女性だったようです。
メイド、バトラー、フットマン、コーチマン、ハウスキーパー、洗濯メイド、料理人などなど
で構成される内容はダウントンアビーを思い出さずにはいられないですね。
快適な家庭生活に関連する全てについての使用が記された覚書き、インターネット無い当時
多くの人に役立てられた本だったでしょう。
興味深いのはこの本が、中流階級を望む人に向けた入門書であったこと。
残念ながら、4人目の子供を授かった直後の1865年に28歳の若さでこの世を去った婦人でした。
この本のレシピで作るケーキ、どんなのでしょう?!
想像が膨らみます。
by atchika
| 2019-03-22 19:55
| イギリスの色々