チョコレートのセミナー
2019年 03月 27日
チョコレートの果実を見たことがありますか?
先週開かれた、アカデミーオブチョコレートの勉強会で講義をしてくれたのは、
ペルーのAmazona チョコレート。今までにも受賞歴あり、素晴らしいチョコレート作っている
ファーマーの方たちの熱心な話はとても勉強になります。
このお父さんが1代目、とにかくオーガニックに拘り21種類ものカカオ種が
農園で育っているとのこと。
ペルー原産のカカオ豆だけを使用して作ったチョコレートバーの
それぞれに個性のあるチョコレートを食べ比べるなんて、贅沢な時間でした。
このチョコレートはまだイギリスで手に入れる事は難しいので尚更贅沢な時間。
このように小さいファーマーの元で管理の行き届いた環境の下、
質の高いカカオ豆が育てられる事は、本当に素晴らしい事です。
しかし、現実は出来上がった商品を流通に乗せて販売する事の難しさを孕んでいます。
手作業で大量生産できない商品が消費者に届くまでには、それ故に価格も高くなり
販売するもの難しくなります。
どうかこの質の良いチョコレートが一般に流通する日が、そう遠くない日に起こりますように。
チョコレートは硬いシェルを割って中にある白い果肉を除いた(実際には果肉が付いたまま発酵させます)
種がチョコレートの原料になります。
発酵させ、乾燥されたタネをローストして薄い皮を取り除き、ミクロンの世界まで細かく砕き練り、必要な材料
(砂糖、ミルクパウダー、レシチン、香料など)を加えて作り上げられます。
この白いフルーツの部分は食べるとマンゴスチンによく似た果肉です。
貴重な体験を有難うございました。
by atchika
| 2019-03-27 05:58
| チョコレートのこと